2019年05月15日

赤ちゃんが母乳を飲むことの意義 その1+


母乳をしっかり飲むことで、赤ちゃんの顎の発達も良くなることを記載しました。

これは、授乳中だけではありません。



1年余り、しっかり母乳を飲み続けた赤ちゃんが断乳すると、赤ちゃんから幼児に

急成長していきますが、その成長の一つに、食欲がとても旺盛になり、

今までの食事量の2〜3倍くらい食べるようになります。

親が食べているものや、上のお子さんが食べているものを欲しがるようになり、

また、何でも自分で手掴みして食べようと、自立心がどんどん芽生えてきます。



そして、柔らかい物よりも、パリパリしたおせんべいや、干し芋、パンの耳を

トーストしたり、薄く切ったフランスパン、ステック野菜、塩ゆでしたアスパラ、

インゲン、ブロッコリーなどや、枝豆、小魚せんべい、麩(乾燥しているまま)、

もちろんご飯も親と同じかたさのもの、などなど・・・  

要するに、歯ごたえのある食感のいいもの、シンプルなものを好むことが多いのです。



毎日、顎をしっかり動かして母乳を飲んでいたので、断乳するとそれに替わるように、

食材を、顎をしっかり動かして食べようとするのでしょうか。

いや、それだけではなく、歯ごたえのあるものをしっかり噛みながら、食材をちゃんと

味わっています。


授乳期間中は、赤ちゃんは毎日母乳を飲むことで、母乳の微妙な味の変化を感じながら、

味わいながら、五感を育ててきました。母乳はあっさり甘い、まさに自然のです。

したがって、断乳して食欲が増しても、砂糖や果糖の添加してあるものや、

マヨネーズなどの濃い味つけのものよりも、素材そのものの自然の味を好むことが多く、

発達した味覚や嗅覚でしっかり利き分けて食べるようになります。



乳児期に、おいしい母乳をしっかり飲むことにより、断乳後の食習慣までいい効果があり、

顎の発達や、五感の発達にも深く関係してくるのです。


posted by fujiwara at 18:33| Comment(0) | 母乳育児

2019年05月13日

赤ちゃんが母乳を飲むことの意義  その1


赤ちゃんがお母さんのおっぱいを、無心に1点を見つめながら、

ゴックンゴックンと飲んでいる姿を見ていると、赤ちゃんが必死に

力強く生き抜こうとする力を感じます。



赤ちゃんがおっぱいを吸い始めて2〜3分すると、母乳がじわーっと、

ツクツクツクーッと湧いてきます。ほんの20〜30秒間のことですが、

その時赤ちゃんは、ごっくんごっくんと、ゆっくりのリズムで下顎を

しっかり上下に動かしながら母乳を飲み込んでいます。

ひとしきり飲んだら、ちゅくちゅく吸ったり、休んだりします。

そうしたら反対側のおっぱいに変えて、また湧いてくるまで飲ませます。

それが、母乳の飲ませ方です。

左右それぞれ1湧きずつ飲ませても、まだ落ち着かなければもう1回

飲ませてみてください。


なので、母乳を飲ませる時間は、10分以内のこともあります。

寝る前は少しゆっくり飲むので、20分くらいかかるでしょう。

新生児期からこのリズムではなかなかできませんが、3か月過ぎころには 

上手に、楽に授乳ができるようになっていただきたいのです。




赤ちゃんが、ごっくんごっくんとおっぱいを飲んでいる時のお口を

よく見てください。

口角が140〜160度位しっかり開いており、上唇が上にめくれて、

下唇もしっかり下に広がって、お乳が湧いてくると同時に顎関節を大きく

ゆっくり動かして、ひとくちひとくち飲み込みます。

乳頭だけちゅくちゅく吸っていたり、浅く飲んだり、乳頭をぺたんこに

つぶして飲んでいると、吸われたとき乳首が痛いし、湧いてるのかどうか

よく解らないし、上手に飲めないため、授乳の時間がかかったり、

飲んでもすぐに泣いたりします。



上手くいかなかったり、よくわからないときは、できるだけ早く、助産院に

おこしください。



この、ごっくんごっくんと飲むこと自体が、まず母乳を飲むことの意義なのです。

栄養や免疫等については、皆様よくご存じかと思いますので後日、書きたいと

思います。


この授乳が、1日8回前後、毎日続くのです。朝も昼も夜も大体3時間ごとに

授乳します。

顎をしっかり動かして飲むことで、もちろん顎の発達が良くなります。

そして、頭がい骨にもその振動は伝わり、頭蓋内への血流も良くなります。

ようするに、脳への血液循環も良くなります。

また、全身の血液循環も良くなるのです。

授乳すると赤ちゃんの手足が温かくなったり、夏場は授乳するだけで、

赤ちゃんがびっしょり汗ばんだりしていることもあるでしょう。

授乳は、赤ちゃんにとって、無意識に全身運動をしているくらい、

全身の血液循環を促進させることができ、そうすることで運動発達や

神経発達にとても良い刺激となっているのです。




母乳の子は固太りになるよ、とよく言われます。

授乳自体が全身運動となるからでしょう。








posted by fujiwara at 01:09| Comment(0) | 母乳育児

2019年04月14日

授乳困難


最近初診で来られるお母さま方の中に、直接授乳ができないということで来院される方が

非常に多いのです。

以前は、母乳が足りないとか、足りているのか不安な方や、張りすぎて大変な方、

乳腺炎症状(おっぱいにしこりができた、熱がある、痛い等)で来院される方が多く、

直接授乳できない方もおられましたが、陥没乳頭や扁平乳頭のために吸い付けない

など理由も明確でした。


ところがこの1年位、乳頭も飲めない筈はない形をされているし、母乳の分泌も悪くないのに、

直接授乳ができないまま退院されたり、直接飲めないため乳頭保護器を使っての授乳のため、

あまり上手に飲めておらずおっぱいにしこりができたり、乳頭がペタンコにつぶれていたり

乳頭の先が傷ついたり、白斑ができたりして、吸い付かせたとき激痛で、

下着が当たるだけでも痛いのです。

そして直接授乳をしようとすると、赤ちゃんが反り返り、ギャン泣きして拒否します。


お母さんも、赤ちゃんも、お祖母ちゃんも、私も本当に悲しくなります。



なぜこんなことになるのでしょうか?



産まれてきた赤ちゃんがお母さんのおっぱいに吸いつき、母乳を飲むというのは、

哺乳類として本能的なことであり、最も自然で、赤ちゃんにとっては最高の栄養であり、

心満たされることなのに・・・、

お母さんにとっては、産後の体の回復のためにも、そして母性の発達のためにも、

このうえないことなのに・・・。

もちろん、いろいろな事情でできないことも多々ありますが・・・




産まれたばかりの赤ちゃんには、できるだけ早くお母さんのおっぱいを

吸わせていただきたいのです。

そして、たびたび吸わせることで、赤ちゃんも吸い方が上手になるし、

母乳の出も良くなってきます。

お母さんも、だんだん上手に飲ませられるようになります。



しかし、最近は出産後4〜5日で退院となり、赤ちゃんの生理的黄疸や生理的体重減少が

最も強い時の退院となるため、予防的に早期からミルクを積極的に飲ませるような

ところもあります。


授乳時間になり、母乳を飲ませようとしても、赤ちゃんはたっぷりミルクを飲んでいるため

眠っていて吸いついてくれません。それで、またミルクを飲ませてしまいます。

そのうちおっぱいを飲まそうと思っても、パンパンにおっぱいが張ってしまったため

吸いつけず、結局上手に授乳ができないまま退院され、せっかくよく出るおっぱいも

だんだん出にくくなってしまいます。 

もったいないことです。



実は、赤ちゃんがお母さんのおっぱいを飲むときの飲み方と、

哺乳瓶や乳頭保護器などの人工乳首の飲み方は、全く異なるのです。



赤ちゃんが母乳を飲むときは、舌をUの字に丸め、舌全体を口から前に出して

乳頭をとらえ、舌を前方から後方へ波打つような蠕動運動をしながら吸い付き、

しばらくしたら湧いて出てきた母乳をゴックンゴックンと、ゆっくり下顎をしっかり

上下に動かしながら飲み込みます。

そのためお口は大きく広がり、乳輪乳頭を大きく深く巻き付けて飲むようになります。

乳頭の痛みは全くありません。おっぱい全体も柔らかくなりすっきりします。



哺乳瓶や乳頭保護器などの人口乳首の場合は、お口を大きく開けることなく、

舌も前に出してくることもなく、お口の中に入れられた人口乳首を舌の中ほどでとらえ、

乳首を上口蓋のくぼみに押し付け、しごくようにして、出てくるミルクを飲み込みます。

お口はややすぼませて、唇に力が入っています。

ミルクが出過ぎて、赤ちゃんのお口からミルクがあふれ出てしまうこともあります。

もちろん、哺乳瓶のメーカーにより若干異なりますが・・・



したがって、人口乳首に慣れてしまうと、おっぱいを飲ませようとしても、

舌が前に出てこず、とらえても乳頭をしごくように舌を動かすので、

乳頭をつぶしてしまい、先がペタンコになったり、3角形に尖ってしまい、

吸われた時も痛いし、授乳後もじんじん痛いし、しっかり飲めないので

赤ちゃんはすぐに泣いてしまったり・・・



赤ちゃんがかわいくて、楽しいはずの育児なのに、おっぱいがうまくいかないと

本当につらいです。



このような時、私たちは、まず桶谷式の乳房マッサージで、乳房全体と、乳輪乳頭を

柔軟にさせて、赤ちゃんが吸い付きやすいよう伸展性を良くします。

赤ちゃんには、舌を前に出すように、舌の動きを良くさせるために、

スプーンを使って、搾乳や白湯や糖水などを少し飲ませてみます。

誤嚥しないように注意して。


それから、お母さんのおっぱいを飲ませてみます。

しっかり乳頭をとらえるよう、赤ちゃんと呼吸を合わせ、抱き方や乳頭の含ませ方も

お母さんと一緒になって、お母さんの姿勢も正し、無理な力が入らないように

助言しながら直接授乳ができるように援助します。



産後からの日数が長くなるほど、修正するのが時間がかかります。

1回でうまくいくこともあれば、そうでないことも多いです。

しかし、おっぱいの状態を良くして、楽に授乳できるようになると、

育児がとても楽で、ますます赤ちゃんがかわいく思えるようになります。



もし、授乳がうまくできないとか、吸わせたとき痛いとか、

授乳に困られているならば、できるだけ早く来られた方が、

少しでも早く楽になると思います。




生まれてきた赤ちゃんが健やかに育ってほしいと願って・・・

そして、お母さま方が、ほんの1年間の乳児期の子育てを少しでも楽しく、

幸せに過ごしていただきたいと願って・・・


posted by fujiwara at 23:16| Comment(0) | おっぱいトラブル

2019年04月08日

甥っ子のところに赤ちゃんが産まれた! そして思うこと


31年前私が取り上げた甥っ子が、1昨年結婚し先月末に赤ちゃんが産まれた。

甥っ子が産まれた時も、姉のおっぱいを診て、断乳まで完全母乳で育った。

優しく、賢く、素晴らしい青年になり、そして素敵な女性と結婚した。


彼女とは妊娠中から連絡を取り合い、妊婦生活の事や、育児について助言してきた。

母乳で育てたいといわれ、そして布おむつを使いたいといわれ、自然派の

とても素直な、賢い彼女だと思った。

無事に男児を出産され、入院中に助産師さんにしっかり指導していただき

何とか授乳ができるようになって退院した。

退院後は里帰りもせず、甥っ子が1か月間育休をとって、3人での生活がスタートした。


先週、東京に住む甥っ子の所に行ってきた。

炊事、洗濯、掃除を甥っ子がすべてしているようで、それにも驚いた。

そして、彼女は、乳頭がやや扁平でなかなか吸いつけない赤ちゃんに、一生懸命

おっぱいを飲ませようと頑張っていて、何とか吸わせ、そして搾乳したり、

哺乳瓶で飲ませたり・・・3時間ごとの授乳と、おむつを替えたり、泣く子を抱っこして・・・

夫婦二人で頑張っている姿に心打たれた。

そして、二人はすっかり、お父さんとお母さんになっていた。



近隣との交流もないし、身近にちょっと手伝ってくれる人もいない。

密室での子育てとなり、なかなかほっとできる時がないのではないかと思う。

当院に来ているお母さん方にも、里帰りしない人や、できない人、しない方が楽という人が

最近増えており、今の育児の現実を見て、改めて考えさせられた。

第2子や第3子の産後も同様、いやもっと大変! 上の子がいるので、ゆっくりする間はない

だろう。 

甥っ子のように1か月でも育休が取れればいいが、取れなかったらママが一人で家事・育児を

することになり、産後の回復って何のこと? ということになる。

そうなると、せっかくよく出るおっぱいも、出にくくなったり、トラブルが起こったり

しやすいだろう。ママも心身ともに疲れ果てて楽しい育児ではなくなる。  



何でこんな世の中になったのだろうか? 



人と人が関わり合い、井戸端会議もあちこちでみられ、

子どもたちが元気に外で遊びまわっている光景が、昔の話になってしまった。

情報だけはあふれて、何が自分にとっていい情報なのか解らなくなってしまう。



人の温もりのある関りや環境は、子供が心身ともに成長する過程において、

とても重要なことなのに・・・

何とかして取り戻さなければいけないと思う。

そして、豊かな心を持った人間性のある子供を育てていかねば!



だから、ますます思う。赤ちゃんを母乳で育てよう!



posted by fujiwara at 18:21| Comment(0) | 日記

2019年03月22日

最近感じていること


1960年代から1970年代は、東京オリンピックに始まり、大阪万博と

日本の高度経済成長期で、企業はどんどん発展し、バブルを迎えた。

このころ、出産は自宅出産から病院内出産に代わり、産後も母子別室で

母乳よりミルクの方が栄養価が高いといわれ、ミルクをたくさん飲ませて

大きく育つと表彰されるという赤ちゃんコンクールが行われていた。

そして、母乳栄養率は激減したという過去がある。


今、またそれが繰り返されようとしているように思われ、とても危機感を抱いている。

2020年の東京オリンピックはまもなくです。大阪万博もあります。

そして、ミルク会社は液体ミルクを一斉に販売し始めました。

簡単だ、便利だ、温める必要もない、保存も効く... 

育児に悩むお母さん方にとって、これ以上のものはないと言わないばかりです。



また、最近産院では母乳育児指導より、赤ちゃんの体重増加重視の指導となっているように感じます。

生後1か月に出生時体重より1s増加していないとミルクが足りないといわれ、

必要以上にミルクを飲ませるような指導がされています。

数年前までは、母乳育児を推進していることがうたい文句となっているところも

たくさんありましたが、ずいぶん変わってきました。

体重重視の健診が、逆に母子ともにストレスとなっていることもよく見ています。

母子を取り巻く環境が年々変化し、虐待や産後うつなどの社会問題が重要視されている

事もあるでしょう。


しかし、母乳育児はお母さんを追い込ませてしまうのでしょうか?

母乳育児をすることで、母としての喜び、子供への慈しみもさらに深まり、

母子ともに成長する最も自然なあり方です。

母親のストレスの軽減のため、母乳よりミルクと思われるのでしょうが、

本当は母乳の方がはるかに楽で、健康的で、経済的で、癒しのひと時となるのです。

いろいろな事情があって、母乳育児をしたくてもできない方もおられます。

また、母乳だけでは十分ではない方も多いです。

その為にミルクは必要です。どうぞ、堂々と適量のミルクを飲ませて下さい。



過去のミルク全盛時代から、医師や助産師・保健師や、お母さんたちの地道な働きかけにより、

母乳育児の大切さを伝え、広め、WHOやユニセフなどもそれを認め、世界に広まり、やっと

H27年は日本の母乳栄養率が、1か月児で混合栄養も含め97.5%、3か月児で89.8%となりました。

これが下降することのないようにしたいものです。



このような時代だからこそ、お母さんの素直な気持ちを尊重し、それに寄り添い、

より良い状態となるよう支援していくことが求められていると思います。

簡単なミルクがあればいいのではなく、子育てがしやすい社会にならないと、根本的な改善には

なりません。ご主人も仕事から早く帰り、子供が夜8時までにお風呂から上がって寝れるような生活、

近隣との交流、声掛けも大切です。子供が外で遊べる環境が欲しいです。

公的なサポートも必要でしょう。

ネット情報も上手に使い、振り回されないようにしていただきたいものです。






















posted by fujiwara at 20:03| Comment(0) | 日記

2019年03月14日

ゴールデンウイークの営業について


今年のゴールデンウイークは10連休となります。

以下のように営業しますので、ご利用ください。



 4月27日(土) 通常通り営業します


   28日 (日) 休み


  29日(月) 休み


  30日(火) 休み    朝隈助産院(長束)は営業しています 電話1(プッシュホン)082-239-5587
               悦喜助産院(廿日市)は営業しています。電話1(プッシュホン)0829-31-5366

 5月1日(水) 休み    朝隈助産院(長束)は営業しています
               悦喜助産院(廿日市)は営業しています。

  2日(木) 休み    朝隈助産院(長束)は営業しています
               悦喜助産院(廿日市)は営業しています。

 3日(金) 9:00〜15:00 営業します


 4日(土) 9:00〜15:00 営業します


 5日(日) 休み


 6日(月) 休み


 7日(火) 通常通り営業します




楽しい連休を過ごしてください。



posted by fujiwara at 11:55| Comment(0) | 休診日のお知らせ

2019年03月09日

指しゃぶり



生れてまだ1週間も経たないのに、指しゃぶりをする赤ちゃん

おっぱいをしっかり飲んだばかりなのに、すぐに指しゃぶりをする赤ちゃん

自分の拳を大きな口を開けて、なめまくっている赤ちゃん



とてもかわいい赤ちゃんの仕草なのですが、お母さんにとっては、

おっぱいが足りないのかしら(´・ω・) と、不安になります。

また、周りのお祖母ちゃんやご主人からも、おっぱい足りないんじゃないん?

とか、ミルク作ろうか? と言われます。



でも、ちょっと様子を見てください。

赤ちゃんがおっぱいをゴクゴク飲み、おっぱいも柔らかくなっているのなら大丈夫!

おしっこやうんちが出ていれば大丈夫!

授乳してもすぐに寝なくなるし、逆に目が覚めて周りをきょろきょろ見たりします。



赤ちゃんは、お母さんのお腹の中にいる時から指しゃぶりをしています。

子宮の中で丸まって過ごしている時、お口に手があたると、しゃぶっていました。

羊水も飲んだりしながら、生まれてからの授乳に備えて練習していたのでしょう。



赤ちゃんは、お口の周りがとても敏感で、何か触れたり感じたりすると、

お口を開けて捕えようとします。

生まれたばかりの赤ちゃんが生きるためにすでに持っている原始反射なのです。

そして、お口の中に入ったものを舌でとらえて吸いつくのも、原始反射です。

だから、出生直後の赤ちゃんでも、お母さんがおっぱいを吸わせようとすると、

上手に吸いついてくれるのです。



生後1か月くらい経つと、赤ちゃんは手足をよく動かすようになり、

次第に目もよく見えるようになると、自分の拳を見つめたり、お口に持ってきてなめまわし、

そのうち指が4本入るようになり、親指が入るようになり・・・ と、成長していきます。

赤ちゃんは、お口や舌でなめたりしゃぶることで、触感を働かせて、味覚や嗅覚、

視覚や聴覚も働かせ、周りの様々なものを認識していきます。

指しゃぶりも、成長の過程のことで、遊びのひとつと思ってもいいと思います。



第1子より、第2子・第3子の方が指しゃぶりが多いかもしれません。

下の子が産まれると、上の子に手がかかり、下の子は授乳後すぐに寝かされてしまい、

自分で指しゃぶりして遊んでいるのでしょう。

成長とともに、動けるようになったり、しゃべれるようになると、

指しゃぶりも自然に少なくなるでしょう。



posted by fujiwara at 16:59| Comment(0) | 赤ちゃんの成長・発達

2019年03月07日

授乳の姿勢に気を付けて!


授乳されているお母さんの姿勢が、最近とても気になります。



横抱きをする時、授乳クッションをまるで浮き輪のようにウエストに巻き、

(ときどき2段にしている方もおられます)クッションの上に赤ちゃんを寝かせ、

お母さんは、赤ちゃんの上からおっぱいを赤ちゃんに近づけて吸わせています。



お母さんは前かがみになり、赤ちゃんを覗き込むような姿勢になります。

赤ちゃんも、大きく口を開けず、ちゅーちゅー吸っているような飲み方になります。

これでは、お母さんはとても肩が凝りますし、赤ちゃんは乳頭を浅のみしていることが多い

です。




浅のみしていると、赤ちゃんが吸い付いたとき、乳頭に痛みを感じます。

しばらく吸わせると痛くなくなるので、まあいいか! とそのまま飲ませてしまいます。

そして、赤ちゃんが乳頭を外した時に、先がペタンコになっていたり、三角形になって

いたり、先端が白く(白斑)なっていることもあります。



また、授乳時間は長く(片方10分以上ちゅくちゅく吸っている)、おっぱいも

すっきりしません。授乳間隔も1時間毎などと、頻回になります。



お母さんはますます疲れてしまうし、乳腺炎になったり、母乳が足りないと思い、

ミルクを飲ませてしまいます。




授乳があまり疲れることなく、痛みもなく、短時間で、楽にできれば、

おっぱいの調子も良く、授乳時間が幸せなひとときとなり、

育児がとても楽しくなるでしょう。

 



どうすればいいのでしょうか?




まず、授乳前に少し搾って、乳輪乳頭を柔らかくして、赤ちゃんが吸い付きやすいように

準備しておきます。


お母さんは背筋を伸ばしてください。そして、下着を外しておっぱいをできるだけ

しっかり出したほうが飲ませやすいです。


そして、クッションや枕などを使って、赤ちゃんの体重を預けます。


次に、授乳する方とは反対の方の、お母さんの手のひら全体で、赤ちゃんの肩甲骨から

首全体を支え、反対の手は乳房を下から軽く支え(お茶碗に手を添えるように)、

赤ちゃんがお口を開きかけた時に、乳頭が赤ちゃんの舌の上に入るように、赤ちゃんを

引き寄せて吸着させてください。


吸い付いたら、お母さんの指で赤ちゃんの下顎を軽く下に下げると下唇が広がります。

赤ちゃんの上唇はお母さんの指先でそっと広げてあげて、赤ちゃんのお口が乳輪をできるだけ

広く捉えるようにしてください。


お母さんの乳頭の高さに赤ちゃんの口を合わせるようになるので、赤ちゃんは頭の方が

あ尻の位置より高くなるので、飲みやすくなり、むせにくく成ります。



上手に乳頭を含ませたら、飲ませている方の腕で赤ちゃんを包み込むように

赤ちゃんを支える手を変えると、さらに楽に授乳できるでしょう。



1回の授乳で必ず左右を飲ませていただき、よく湧いて出るようになると、授乳時間はわずか

3〜5分ずつで終わります。





おっぱいがパンパンに張っていたり、乳腺炎になっていたり、乳頭が硬いとか短いなど、

またすでに乳頭が傷ついていたり白斑ができているなどで、上手に飲ませられない時は、

できるだけ早くおいでいただき、桶谷式の手技により乳房の状態を良好にすることで、

乳輪乳頭が柔らかくなり、乳房全体も柔軟になるので、次第に上手に授乳できるように

なるでしょう。




授乳の仕方も、横抱き、フットボール抱き、立抱きなどありますが、

おっぱいと赤ちゃんの状態にあわせて、見ていきます。




母乳育児は、赤ちゃんの出産から約1年余りの限られた期間だけです。赤ちゃんの成長発達

においても、お母さんにとっても、精神的にも身体的にも意義深く、最も自然の事なのです。

















2019年01月21日

岡真里 写真展  開催中


平成最後の年、31年もいよいよスタートしました。

皆様にとりまして、幸多い良き年となりますようお祈りいたします。



お正月、成人の日も終わり、日常生活が戻ってきたかと思うと、

すでに大寒、1月も下旬となりました。

雪景色にもならず、比較的暖かい日々ですが、インフルエンザは猛威をふるっています。

手洗い、うがいを励行し、バランスのとれた食事をとり、生活リズムを崩さないよう

気を付けましょう。



さて、助産院では明日から 写真家 岡真里さんの写真展を開催します。

生後14日目の赤ちゃんとお母さんの、飾らないそのままの写真たちです。

見ているだけで心が温まり、とても穏やかな気持ちになります。


岡真里さんも1児の母です。1才5か月までの母乳育児の期間中は、断乳まで継続的に

当院に通われ、定時刻授乳と食生活に留意され、仕事もしながら母乳育児生活を楽しく

過ごされました。

そんな母親としての視点をもち、生後14日目の赤ちゃんの表情に魅了され、

お母さんと赤ちゃんの写真を撮り続けたそうです。

昨年、宮島で個展をされ、大変好評だったようです。


この度、ふじわら助産院でも”お母さんと赤ちゃん”の写真展をして頂くことに

なりました。とてもあたたかな写真です。

来院されたときにゆっくりご鑑賞ください。

写真展を見に来られるだけでもいいです。 



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posted by fujiwara at 22:49| Comment(0) | 掲示板

2017年12月14日

添い乳 続


 添い乳をすすめない理由の続編です。

 寒くなってくると、夜間授乳がつらくらることもあるでしょう。

 しかし、夜間授乳は赤ちゃんもよく飲み、おっぱいもよく出ます。

 クリスマスやお正月など、ごちそうを食べたり、生活リズムが変わったり、

 兄弟がおられる方は冬休みになるため、お家の中もにぎやかになり、

 赤ちゃんにとっていいこともありますが、集中して授乳できにくくなります。

 だから、尚更夜間の授乳が大切になります。

 お布団を掛けてあげたりして、風邪をひかないように気を付けてあげることもできますので、

 夜間の授乳を頑張ってください。



 添い乳をすすめない理由 その3

添い乳2.png

 添い乳すると、どうしても吸い付きが浅くなり、乳頭の先が痛くなってしまうことがあります。

 水ぶくれができたり、おっぱいにしこりができたり、白斑ができて、慢性的な乳腺炎に

 なってしまいます。

 また、赤ちゃんの歯がはえてきている時には、歯を立てて飲んだり、乳首をかまれたり

 することもあります。 おっぱいの状態があまり良くない時におこります。

 授乳の仕方や、食生活などに気を付け、桶谷式乳房治療手技により乳房の状態を改善して、

 痛みなどのない楽な授乳をして頂きたいと思います。





添い乳すすめない理由  その4

添い乳4.png


 添い乳が習慣になると、添い乳でしか寝かせつけられなくなり、離乳が不安になると思います。

 いつまでも長く飲ませてしまうこともよく見かけます。

 飲んでいるというより、しゃぶっている状態になっていることも多いです。

 おっぱいは、飲むための物なので、赤ちゃんにとっていい時期に離していくと、

 赤ちゃんから子どもに一気に成長しますよ。

 

 

 









posted by fujiwara at 13:58| Comment(0) | マンガ おけぼっこ