2019年03月22日

最近感じていること


1960年代から1970年代は、東京オリンピックに始まり、大阪万博と

日本の高度経済成長期で、企業はどんどん発展し、バブルを迎えた。

このころ、出産は自宅出産から病院内出産に代わり、産後も母子別室で

母乳よりミルクの方が栄養価が高いといわれ、ミルクをたくさん飲ませて

大きく育つと表彰されるという赤ちゃんコンクールが行われていた。

そして、母乳栄養率は激減したという過去がある。


今、またそれが繰り返されようとしているように思われ、とても危機感を抱いている。

2020年の東京オリンピックはまもなくです。大阪万博もあります。

そして、ミルク会社は液体ミルクを一斉に販売し始めました。

簡単だ、便利だ、温める必要もない、保存も効く... 

育児に悩むお母さん方にとって、これ以上のものはないと言わないばかりです。



また、最近産院では母乳育児指導より、赤ちゃんの体重増加重視の指導となっているように感じます。

生後1か月に出生時体重より1s増加していないとミルクが足りないといわれ、

必要以上にミルクを飲ませるような指導がされています。

数年前までは、母乳育児を推進していることがうたい文句となっているところも

たくさんありましたが、ずいぶん変わってきました。

体重重視の健診が、逆に母子ともにストレスとなっていることもよく見ています。

母子を取り巻く環境が年々変化し、虐待や産後うつなどの社会問題が重要視されている

事もあるでしょう。


しかし、母乳育児はお母さんを追い込ませてしまうのでしょうか?

母乳育児をすることで、母としての喜び、子供への慈しみもさらに深まり、

母子ともに成長する最も自然なあり方です。

母親のストレスの軽減のため、母乳よりミルクと思われるのでしょうが、

本当は母乳の方がはるかに楽で、健康的で、経済的で、癒しのひと時となるのです。

いろいろな事情があって、母乳育児をしたくてもできない方もおられます。

また、母乳だけでは十分ではない方も多いです。

その為にミルクは必要です。どうぞ、堂々と適量のミルクを飲ませて下さい。



過去のミルク全盛時代から、医師や助産師・保健師や、お母さんたちの地道な働きかけにより、

母乳育児の大切さを伝え、広め、WHOやユニセフなどもそれを認め、世界に広まり、やっと

H27年は日本の母乳栄養率が、1か月児で混合栄養も含め97.5%、3か月児で89.8%となりました。

これが下降することのないようにしたいものです。



このような時代だからこそ、お母さんの素直な気持ちを尊重し、それに寄り添い、

より良い状態となるよう支援していくことが求められていると思います。

簡単なミルクがあればいいのではなく、子育てがしやすい社会にならないと、根本的な改善には

なりません。ご主人も仕事から早く帰り、子供が夜8時までにお風呂から上がって寝れるような生活、

近隣との交流、声掛けも大切です。子供が外で遊べる環境が欲しいです。

公的なサポートも必要でしょう。

ネット情報も上手に使い、振り回されないようにしていただきたいものです。






















posted by fujiwara at 20:03| Comment(0) | 日記
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