2019年03月07日

授乳の姿勢に気を付けて!


授乳されているお母さんの姿勢が、最近とても気になります。



横抱きをする時、授乳クッションをまるで浮き輪のようにウエストに巻き、

(ときどき2段にしている方もおられます)クッションの上に赤ちゃんを寝かせ、

お母さんは、赤ちゃんの上からおっぱいを赤ちゃんに近づけて吸わせています。



お母さんは前かがみになり、赤ちゃんを覗き込むような姿勢になります。

赤ちゃんも、大きく口を開けず、ちゅーちゅー吸っているような飲み方になります。

これでは、お母さんはとても肩が凝りますし、赤ちゃんは乳頭を浅のみしていることが多い

です。




浅のみしていると、赤ちゃんが吸い付いたとき、乳頭に痛みを感じます。

しばらく吸わせると痛くなくなるので、まあいいか! とそのまま飲ませてしまいます。

そして、赤ちゃんが乳頭を外した時に、先がペタンコになっていたり、三角形になって

いたり、先端が白く(白斑)なっていることもあります。



また、授乳時間は長く(片方10分以上ちゅくちゅく吸っている)、おっぱいも

すっきりしません。授乳間隔も1時間毎などと、頻回になります。



お母さんはますます疲れてしまうし、乳腺炎になったり、母乳が足りないと思い、

ミルクを飲ませてしまいます。




授乳があまり疲れることなく、痛みもなく、短時間で、楽にできれば、

おっぱいの調子も良く、授乳時間が幸せなひとときとなり、

育児がとても楽しくなるでしょう。

 



どうすればいいのでしょうか?




まず、授乳前に少し搾って、乳輪乳頭を柔らかくして、赤ちゃんが吸い付きやすいように

準備しておきます。


お母さんは背筋を伸ばしてください。そして、下着を外しておっぱいをできるだけ

しっかり出したほうが飲ませやすいです。


そして、クッションや枕などを使って、赤ちゃんの体重を預けます。


次に、授乳する方とは反対の方の、お母さんの手のひら全体で、赤ちゃんの肩甲骨から

首全体を支え、反対の手は乳房を下から軽く支え(お茶碗に手を添えるように)、

赤ちゃんがお口を開きかけた時に、乳頭が赤ちゃんの舌の上に入るように、赤ちゃんを

引き寄せて吸着させてください。


吸い付いたら、お母さんの指で赤ちゃんの下顎を軽く下に下げると下唇が広がります。

赤ちゃんの上唇はお母さんの指先でそっと広げてあげて、赤ちゃんのお口が乳輪をできるだけ

広く捉えるようにしてください。


お母さんの乳頭の高さに赤ちゃんの口を合わせるようになるので、赤ちゃんは頭の方が

あ尻の位置より高くなるので、飲みやすくなり、むせにくく成ります。



上手に乳頭を含ませたら、飲ませている方の腕で赤ちゃんを包み込むように

赤ちゃんを支える手を変えると、さらに楽に授乳できるでしょう。



1回の授乳で必ず左右を飲ませていただき、よく湧いて出るようになると、授乳時間はわずか

3〜5分ずつで終わります。





おっぱいがパンパンに張っていたり、乳腺炎になっていたり、乳頭が硬いとか短いなど、

またすでに乳頭が傷ついていたり白斑ができているなどで、上手に飲ませられない時は、

できるだけ早くおいでいただき、桶谷式の手技により乳房の状態を良好にすることで、

乳輪乳頭が柔らかくなり、乳房全体も柔軟になるので、次第に上手に授乳できるように

なるでしょう。




授乳の仕方も、横抱き、フットボール抱き、立抱きなどありますが、

おっぱいと赤ちゃんの状態にあわせて、見ていきます。




母乳育児は、赤ちゃんの出産から約1年余りの限られた期間だけです。赤ちゃんの成長発達

においても、お母さんにとっても、精神的にも身体的にも意義深く、最も自然の事なのです。